2018薩摩紀行⑥

投稿日:2018.07.03

薩摩の地に感じることを過去に撮影した写真も取り込んでダイジェストに語りたい。

まずは常宿のある城山について。
前に触れているが、城山という山自体が天然記念物に指定されている。
したがって、ほぼジャングルである。

鬱蒼と茂った中に花が咲いている感じだ

 

そんな環境の中に西郷が最後の五日間を過ごした「西郷隆盛洞窟」がある。

 

手付かずの山なのだから、150年前の西南戦争末期のこの山の環境も今とさほど違わないだろう。
暑い9月、このジャングル内の洞窟に五日間も潜み、敗戦が明らかになり死を覚悟の突撃を控え、
西郷は何を考えて過ごしたのだろうか。
亡き斉彬公のこと、奄美、徳之島・沖永良部島での出来事、
倒幕への決心、薩長同盟、戊辰戦争、江戸城無血開城、
御一新後の政治などなど、波乱万丈の一生が走馬灯のように思い出されていたのではないだろうか。

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