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CASE026

「樹々を感じる家」プロジェクト

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施設名
「樹々を感じる家」プロジェクト
所在地
名古屋市瑞穂区
業態
形態

<全体計画>

計画地は第1種低層住居専用地域にあり、建ぺい率30%、容積率50%、10m高度地区という最も厳しい制約が課されていた.

敷地の7割を空地にするということは広い庭を確保するということ.

そこで、庭を建物の両脇に創り2種類の異なる役目を持たせた.

東の庭は家に訪れる人が接する庭、西の庭はリビングの延長であるテラコッタ敷きのデッキとつながり、生活の一部に溶け込む庭とした.

また、アプローチに十分なスペースを確保するとともに、2台分の自家用車庫スペースの他に来客用の駐車スペースも設けた.

 

 

<デザイン>

玄関へ続くアプローチを豊かなものにするため、緩やかなスロープを行く進路と階段での進路の2つを用意し、各々を歩いて行くうちに樹々や植物に触れられる植樹帯を複数設けた.


また、玄関内や廊下において東の庭が地窓を通して室内に引き込まれ、植樹の変化により四季が感じられる工夫をした.

奥のリビングへ続く天井高が4mを超える廊下は、高所に設けられた窓から自然光が落ち、この家の開放性を案じさせる.
リビングにおいてはダイニングから2段落ちるフロアー構成でリビングにおける天井高を2.8m確保し空間に変化を付けている.

なお、屋内には十分な収納スペースを確保し、間仕切り壁にはオープン書架を設けている.

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